Jul 3, 2018

日本の生活空間におけるSDGs

2~3千兆円とも言われている戦後の住宅投資は、巨大な無駄‥廃棄と再投資を繰り返してきた。その現実へこそ目を向けたい。焦土から復興に始まり、成長とともに質の向上が必要だったから‥しかし、それが習性になってしまっては、私達は貧しさから抜けることはできない。すべての世代がローンのために一生を捧げることになる。

 長く住むこと‥消費から資産へ、住宅が本来の姿を取り戻すことに他ならない。その時「住宅自体の評価」と「地域の評価」が資産価値を構成する両輪となる。住宅自体の質と性能は日々向上している。一方、まちへの取り組みは遅れている。個々の事業(敷地)から地域評価を高めることは可能だ。個の蓄積がまちを創る事実に目を向けたい。

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